仲林 圭 / 瑞原 明奈
やりきれば、好きなことも仕事にできる
Mリーグで活躍するプロ麻雀士 仲林・瑞原お二人に迫る
2018年に発足したプロ麻雀リーグ「Mリーグ」のチーム『U-NEXT Pirates』に所属。親の反対を押し切り、営業マンからプロ麻雀士一本の道に進んだ仲林圭さん、家庭を持ち、育児と両立してプロ麻雀士の道を進む瑞原明奈さん。そんな2人が語る"好き"を職業にすることとは。
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仲林:僕が中学の時に塾で合宿があったんですね。その時に合宿中に夜塾長たちがやっていて、多分人が足りなかったんでルールブックを渡されて「やってみろ」って言われて始めた感じです。ろくな塾長じゃないですよね(笑)
仲林:面白かったです。やっぱり上がるの楽しかったですね。
瑞原:私は、映画がすごく好きで映画を観まくる人生だったんですけど、大学になって一人暮らしの家でもいっぱい見られるようにしようと思って、ケーブルテレビを契約したんですね。そのケーブルテレビの中に麻雀のプロの対局放送をやっているチャンネルがあって、たまたまチャンネルを回していて「あっ、これは麻雀というものか。ちょっと見てみよう」って思ったところからドハマりした感じです。なので最初の一年間くらいは自分で打つ機会はなくて、本当に見るだけで覚えて好きになっていった感じでしたね。
仲林:僕ら早稲田(大学)出身なんですけど早稲田(大学)は本当に大学にたどりつけないんですね。雀荘が多すぎて。
仲林:友達がみんなやっていて、連絡したら「やってるよ」っていうから「じゃあ見に行くわ」みたいな感じで行くようになって。そこからもうずっとやっていて、僕高校も麻雀で留年してるんですね。高校1.2.2.3ってやってますし。そこで留年した時に辞めて、そこから大学入ってサークルで麻雀するようになって。また留年して麻雀のお店でバイトしてたんで「もう麻雀一本で食っていく」って決めた感じですね。そこで出会った吉田光太さんっていうプロがいるんですけど、「お前プロになった方がいい」って言ったんで、試験受けて受かってみたいな流れです。
瑞原:私の場合はプロの麻雀が入り口だったので、やっぱり「競技麻雀をやってみたい」って気持ちがずっとあって、私も仲林さんみたいに大学時代に打てる人がいっぱいいたらよかったんですけど、そうではなかったので実際麻雀打つ機会もほとんどないまま大学も卒業してしまい。その後、社会人になってちょこちょことセット麻雀ができる人が見つかって、打つ機会は増えていきました。
そのあとプロの方も参加している大会に参加して、実際今まで画面の中で見ていたプロの方とお会いする機会も増えていく中で自分も同じところで戦ってみたいと思った感じですね。なので「麻雀一本で食べていくぞ」とかそういうのとはちょっと感覚が違うかもしれないです。自分もチャレンジしてみたいっていう感覚でした。
仲林:僕は求人広告の営業マンをしていました。結論は両立したいなと思っていたんですけど、麻雀プロって土日しか試合がないんで、サラリーマンと両立はできるはできるんですよ。なので問題なかったといえばなかったですけど、打つ回数はすごく減ったんで感覚的な部分はちょっと失われていくのはありましたね。
仲林:最初に思い浮かぶのはテレアポと、もう1つは数字を追わなきゃいけないところがすごいきつかったですね。1年目、2年目、3年目はすごい売れてたんですけど、嫁と離婚することになって、そこからもう仕事に対するモチベーションが全くなくなってしまったというのもありまして。そこから仕事終わった後もずっと麻雀してました。それで「やっぱり麻雀の世界で生きていきたいな」っていう気持ちが強くなって、退職したって感じですね。
仲林:やっぱり営業なんで、特に求人広告の営業って中小企業さん向けの商材だったんですけど、人事って社長さんがやられてることが多いんですね。その人たちに会って、何で会社を立ち上げたのかとか、そういったお話を聞くのがすごい楽しかったですね。そういう方とまだ交流があって、ごはん食べに行ったりもしているんで、その出会いがすごいよかったなって思います。
結論、論理的に麻雀を考えるようになったのが、その仕事をしててできるようになったかなって思います。なんとなく感覚でやっていた部分が、働いてた会社が「逆算して考える」っていう考え方を持っていたんで、ゴールから逆算して何をしていくべきかっていうのを、そこの部分で学んだかなと思います。結果はどうであれ、プロセスを大事にしていくというのをすごい学べたかなと思います。
瑞原:新卒で入って、最初は自社製品をよく知るために、コールセンターでの対応を研修期間としてやりました。その後、人事部に私は行くことになり、新卒採用をやっていました。
瑞原:私は逆で楽しいことばっかり覚えているんですよ。多分そういうタイプなんだなって今思いました。人生の中で結構大変な時期のことも、思い返すと楽しいことばかり覚えてるタイプなんでしょうね。だから会社で働いているときも楽しかったんですよね。数字的な話もあったんですけど、仲林さんの営業とは違って例えば研修の時のコールセンターだと1日何件電話を処理できるか、みたいなのもあって、効率よくやればやるだけ数が増えていって、それも評価してもらえるので、やった分だけ評価してもらえるのは、シンプルでわかりやすくて楽しいなって思っていました。あとは職場の人間関係はすごく恵まれていたと思いますね。
瑞原:今コールセンターの話しましたけど、その時に月でいうと何千人みたいな人数の方と、お話しすることになるじゃないですか。やっぱり話すスキルは上がったかなと思っていて、それは麻雀の話もそうですけど、人前で話すことが多い職業ではありますので、そこで鍛えられたのかなとは思いますね。
仲林:若かったから何も考えてなかったと思うんですよね。とりあえず麻雀やりたいなっていう。好きだからやりたいなっていうのと「自分の実力がプロの世界ではどれほど通用するのか」っていう考えしか持ってなかったので、無鉄砲ではありましたね。
仲林:とはいえプロっていう肩書きを持っただけでは大会に出場したりで、逆にお金が減るので、麻雀プロっていうところに関して言えば、なかなかプロとは言いづらいような。他の野球選手とかサッカー選手に比べると違うような感じがあるんですけど。
瑞原:
私の場合はもうすでに結婚をしていて、生活の基盤があったからこそできた部分もあると思いますね。プロであることに対しては、自分ではすごく真摯でいるんですけども、もし生活できる基盤がない状態でできたかと言われると、たぶんやったとは思うんですけど、やり方は変わっていたかもしれないなっていうのは思いますね。もっと稼ぐことに焦点をあてたプロ生活の在り方になっていたんじゃないかなと思います。
仲林:それでいうと僕がほかのプロたちと違うのは、麻雀に対してプライドが無かったことだと思うんですよね。だから人の良いところばかり盗んでできた麻雀が僕の麻雀です。僕サラリーマン時代もそうで、一番売れている先輩のアポに勝手について行って、録音をしてそれを行き帰りの電車で聞いたりとか、あとは夜勝手に残って社内でしか見られない先輩の資料をずっと読んでいたりとか、真似をすることが一番上達するのが早いって思っていたんで、プライドが無かったのが自分の中で上達できたきっかけなのではないかと思います。
瑞原:麻雀に関しては周りの人たちに「この部分が勝てるぞ」みたいな、例えばセンスがあるとか、こういう部分に強いとかは全く自信がないので難しい質問ですね。ただ論理的思考を子供の時からする子だったんですよ。それは父に似て遺伝子的なところだと思うんですけど、それが麻雀を打つうえで結構大事なところになりますし、あとは麻雀プロって全部自分次第なんですよね。自分でどういう風にしていくかって、セルフプロデュースもしていかないといけないところもあるので、セルフプロデュースしてマネージャーも自分でしてみたいな全部自分でしてやらなきゃいけないところも、論理的思考をした上で計画立ててやってこれたのが、今につながっているのかなとは思います。
仕事をしながらやりたいことを探している人たちへのアドバイス
仲林:やりきれば仕事になるっていうのは伝えたいですね。うちの家庭が母親も父親も麻雀が大嫌いだったんですよ。「麻雀をやっている限りうちの敷居をまたぐな」みたいなことを言われていて。そこから「この前Mリーグ入りしたよ」って報告したら本当に喜んでくれて「MリーグってなにかわからないけどJリーガーみたいになったんだよね」という話があって、その時に母親が「突き抜けちゃえば仕事になるんだね。ここまで振り切っちゃえば立派なもんだよあんたは。親の反対を振り切ってここまでやりきったね。」みたいなことを言われて、確かにそうかもしれないなというのは思いましたね。だから中途半端よりかは、やりきるっていうのはすごい大事かなって思いました。
瑞原:私も高校生か大学生ぐらいの時に父に「楽しい仕事をしてる人なんていないんだよ」っていうのを言われたことがあって、これから就職活動する子供になんてこと言うんだって思ったんですけど、ちょっと辛口に言うとそうかもしれないけど、でも探せばきっとあるんですよ。
「好きなことを仕事にすることもできるんだ」って自分が身をもってわかることができたので。だけどそんなに簡単なことではないと思っていて。例えば仕事はもう仕事として、仕事の後の趣味の時間を人生の中で大事にしたいと思ったら、それも私は素晴らしいことだと思うので、自分の理想的なライフスタイルに合った会社って色々なタイプの会社があると思うし、そういう観点で探すのもいいんじゃないかなって個人的には思いますね。
結果が出ずモチベーションを失ってしまった時にどうしてる?
瑞原:麻雀って正解を選んでも結果的にそれが正解とは限らないゲームなので、結果論で考えないことが大事かなと思っていて、その瞬間自分が得られる情報の中で、自分が選べる選択肢の中で、最善を選んだかどうかが大事であって、結果から振り返ってしまうと、ぶれてしまう。だから正解だと思ったもの、その時できる自分の最善を選んだのであれば、その結果がどうなっても「まあしょうがないよね」ってスタンスでいますね。
裏目が出る、よくない結果になることはありますし、人間なのでウっとくることはありますけど、あまり気にしないようにとしかいいようがないです麻雀に関しては。なので私は「まあいいか」と「しょうがない」は魔法の言葉だと思っています。だから最善を尽くして、後はもう天命を待つだけって感じですね。ダメだったらまた次新しい局が始まるだけなので、その時のまた最初から一つ一つの選択を積み重ねていくだけというスタンスです。
── 意外と周囲は結果でしか評価してくれないよね?
瑞原:しますね。それも自分の中で「周りに評価されたいと思わない」っていう風に決めてます。評価を気にしないっていうのとはちょっと違って、嬉しい評価とか厳しい評価どっちもあるし、どっちも目にしてフムフムとは思うんですけど、自分が本当にどうなのか、その選択が正しかったのか、自分がどれぐらい強いのか、どれぐらい弱いのか、みたいな自分に対する評価は出来る限り正確にできるように努めています。
仲林:勝利することに関しては、もう自分で選んだからしょうがないっていう風に思っちゃいますね。それよりもやっぱり過程の部分を見直して「これはこうするからしょうがないよね」っていうのを精神的に保つというところを考えているかなと思います。
その過程の部分がだめだと思ったら、もう一回勉強し直してやっていくという。結果に関してはそこまでこだわらないっていうのもあれですけど。結果出したいって気持ちもすごい強いですけど「出た結果に関してはしょうがない」ってところで落とし込んでいるかなという感じはしますね。
瑞原:Mリーグ8チームあるんですけど、チームによってその考え方って結構違うと思っていて、うちのキャプテン的存在である小林剛さんと、共通認識としてあるのは、個人が勝つこと=チームが勝つことだって完全に思っています。チーム4人いるんですけど、誰が勝って誰が負けても同じなんですよ。一人が90戦打つのと同じ感覚で、それをただ4人が分担して打っているだけって感覚なので、個人だからチームだからっていうのは全くないです。
仲林:僕は、まだ今のところトップを取っていないので、ラスを引いたとき(最下位になったとき)に自分一人だったら「しょうがないな」って思うんですけど、控え室に戻っていく時に申し訳ないなっていう気持ちでいっぱいになってますね。逆に瑞原さんが今季最初にトップを取って、その後一緒に入った鈴木優さんがトップ取ったんですけど、本当に自分がトップ取った時くらい嬉しかったですね。
仲林:これがやっぱチーム戦の良いところだなという風に。考え方としては個人の戦いの延長線が個々に四つあって、それがチームになっているよっていう考えなんですけど、トップを取って帰ってこられるとめちゃくちゃ嬉しいです。僕が今やっているのは、控え室を盛り上げるってところですね。
瑞原:まだ始まったばっかりなので。でもやっぱり負けた時の責任っていうのはチームの方が重いのは間違いないと思うんですね。自分だけだったら諦めて終わりにできるところを、そういうわけにはいかないぐらいのものをたくさん背負っているので、その重さはあるんですけど、その重さも共有しつつっていう感じですね。例えば仲林さんが自分がトップはなくて、ラスを引いているからって気にするのって、多分マイナスなんですよチームにとって。今チームが持っているポイント通りの気持ちで戦ってもらった方が、多分正しい選択ができるんですね。個人ポイントが何ポイントだってのは上でも下でも意識しない方が、多分チームにとってプラスの働きができるので、個人のポイント=チームのポイントって感覚が、Mリーグにおいては大事じゃないかなと思っています。
瑞原:やっぱり良い部分としては精神的にとても強くなったというのは影響が大きなと思います。先ほどの話じゃないですけど、誹謗中傷だったりとか、心無い声とか聞こえてくることもすごく多いんですけど、本当子供たちの笑顔を見ていると、どうでもいいなって思えるんですよ。麻雀で負けて本当に悔しくて、夜中々寝付けなくても、朝起きて子供たちが元気だと「まあいっか」って消化できるんですよね、いろんな負の感情を。子育てはもちろん大変なところもたくさんあるんですけど、子供たちが健康で元気で笑っているだけでも「私の人生幸せだよね」みたいな大前提ができているので、色んな嫌なこととか不幸なこととかあっても、この大前提があるから私は十分ラッキーだっていうような精神的状態でいられる。それがどんな活動をしてる時にも自分の根幹にある分、肝が据わったかなみたいなところはあります。
本当ならもっと練習いっぱいしたいし、勉強会とか研究会とかいっぱい参加したい。対局もいろんなタイトル戦に挑戦して、リーグ戦も全部出てみたいにやりたいけど、今はできないっていうところがあるので。ただずっとできないわけではないので、子供たちが大きくなって一人でお留守番できるくらいになった時には、自分が自由に使える時間は増えてくると思っています。なので産休に入って、ネット麻雀を始めた時もそうなんですけど、「できるところをできる分頑張ろう」というスタンスでやることで、マイナスの部分はカバーしてきてるかなという風に思っています。
子育てと仕事を両立してネガティブな気持ちにならない?
瑞原:それはないですね。たぶん「私は日本のために子供を育ててるんだぞ」という気持ちがあって、ほんとママさんみんなに言いたいんですけど、やっぱり人を育てて一人前にするって、ママさんだけではなくてパパさんもそうなんですけど、子供を育てるってすごく大変なことだけど、それだけ偉大な仕事だと私は思っています。頑張っているんだから、他のところでミスしてもしょうがないよ、くらいに思う気持ちでいて欲しいなと思います。本当に誰も子供を育てなくなったら世界中が滅んでしまうので、世界のためになることを頑張っているんだから誇りに思って欲しいです。
瑞原:難しいことはあまりわかんないんですが、まだ他人事である部分が大きいかなって思っていて、それでも日本中の皆さん、ママさんを応援しなきゃっていう常識みたいなのは浸透しつつあるかなとは思うんですけど、でもやっぱりわかってもらえてないなって思うこともよくあります。ここから本当の理解がどんどん進んでいって、システム的・制度的なところもどんどん正されていくと思うので、まだその途中かなっていう感じではあります。良い方向に向かっているのは間違いないとは思いますね。偉大な仕事してて、さらに仕事までしててもう偉いですよ本当に。だから働いてないママさんもそうなんですけど、もう世界中のママさんに私は「お疲れ様」って言いたいなって毎日思っています。
仲林:近くの目標でいうと「Mリーグでチームが優勝すること」っていうのが目標の一つかなと思いますね。長い目標としては、僕の夢が本当に「Mリーガーで一億円プレイヤーを作る」ことなので、そこに向けてどんどん仕事とか持ってきたり、スポンサーとかついていただいたりとか、そこに頭を使っていきたいなっていうのはすごい思ってますね。
仲林:僕がなれたらいいんですけど。なかなか難しいとは思うんですけど頑張りたいなっていう。僕だけではなくてもいいんですよ。誰でもよくて、子供がなりたい職業として書いていただけるような、そういう風な存在になりたいなと。プロ野球選手とかサッカー選手みたいに、なりたいなっていう風には地位を上げていきたいと思っています。
瑞原:近いところでいうと仲林さんと同じで、やっぱりMリーグのチーム優勝っていうのはあるんですけど、Mリーグが今季で5年目になって、どんどん熱狂が外に広がりつつあるんですが、最初の10年くらいが勝負だと思っていて、その間にどれだけ火を燃やせるかだと思っています。今いい感じで膨らんでいってるものを、絶やさずにもっともっと大きくしていけるように、創世期のMリーグに選ばれている我々ができることをすることがとても重要だと思っています。そのために個人でできることは限られてはいるんですけど、それをやっていかなければと思っています。後は人生の目標的なところでいうと、ずっと麻雀と離れずに生きていくことが目標です。
もしこの仕事をしていなかったらどのような仕事をしていましたか?
瑞原:実際に一回志したことがありまして、本当に大学生の時まで映画と共に生きてくと思っていたぐらい映画が好きでした。色んなお仕事をいいなって思うのはあるんですけど、基本的に家にいる時間が大幅に減るのはちょっと無理なんですよ。家にいたいんですよ。なので家でもしやすいかつ、翻訳の仕事って英語力はもちろん必要なので、それは別の世界線の私に頑張ってもらって、小さい頃から留学とかしてもらおうかなって思います。それとは別に結構パズル的な要素もあって、何秒間に何文字みたいなのが決まっていて、その中で伝わりやすい言葉で感情をうまく伝えたり、言葉みたいなところも好きなので。説明が難しいんですけど自分が好きなことに合っているんで、これにしてみました。ただ英語力が足りないので、それはほんと帰国子女になってもらって頑張ってもらおうと思います。
仲林:僕結局目立つの好きなんですよ。目立つの好きなんですけど、俳優とか歌手とかは無理だなって色々考えた結果、アナウンサーだったらいけるかなと。演技とかはできないけど、情報を正確に伝えるってことはできるかもなと。それは、アナウンサーさんのことを馬鹿にしているとかではなくて、俳優さんとか歌手の方々って全然違うので、アナウンサーだったらいけるかなって。目立ちたいな、TV出たいなっていう。 最初医者とかかなって考えたんですけど、やっぱ違うなと思って。医者になってみたいなって思ったことが何回かあるんですよ。
瑞原:血は大丈夫なんですけど、責任重すぎて辛くないです?
仲林:わかんない。そんな責任負ったことがないからわからない。
仲林:そうそう、でも早稲田(大学)って医学部なかったから
仲林:選択肢としてなかったんですよね。高校から早稲田(大学)だったんで。それが慶応とかだったら話変わったかなって思ったんですけど、僕実は血を見るのが嫌いだったから。
瑞原:じゃあダメじゃないですか、致命的じゃないですか(笑)
仲林:そう。そうなんですよ。だから医者無理だなと思ってアナウンサーにしてみました。ほんと目立ちたがり屋なんですよ。
編集者コメント
中林&瑞原さん
麻雀は運量が結果に大きく作用する競技だからこそプロセスにこだわる。卓の中では感覚で判断しても結果が出た後には必ずその判断を精査するようにしている。結果に一喜一憂せず、その結果に至るプロセスを精査し磨いていきたいと感じました。
瑞原さんの言葉『働くママさんは日本の為に偉大な仕事をしている!』これは名言です!
仲林 圭 / 瑞原 明奈
やりきれば、好きなことも仕事にできる
Mリーグで活躍するプロ麻雀士 仲林・瑞原お二人に迫る