私の仕事論

インタビュー

梶原 雄太さん

芸人として人気絶頂期に心の病になり失踪。
復帰後、YouTuberになることを選択した梶原雄太に迫る。

1999年にお笑い芸人 キングコングとしてデビューをし、2001年『はねるのトびら』のレギュラーとして人気を博す。2003年心の病を発症。復活後、テレビに出演する芸能人がまだYouTubeに参入することがなかった時代に、誰よりも早くYouTubeに挑戦し、今や登録者数243万人を誇る大人気YouTuber。

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芸人を目指した時期
今思うとたぶん自己分析能力が高かった。要は自分にとって何が向いているか、何がしたいか、それがつながってくると思う。子供の時には計算してないですけど、なんとなくおそらく自分はこういう仕事がしたいんだな、こういう道に行きたいんだな、っていうのがなんとなくできてたと思う。
運動能力が高かったので漠然とまずスポーツ選手になりたいというのが結構早い段階からあった。最初は、野球を1年間やったり、でサッカーやることになって、ちょうどその時期にJリーグが発足されてサッカーがすごく盛り上がったので、「よしJリーガーになろう」って思った記憶があります。その時は、ほかに興味がなかった。
とにかくNo.1になりたくて。サッカーやるならJリーガーになりたいし日本代表にもなりたいし日本で一番注目される選手になりたいという大きな夢があって。一応小学校の時に大阪代表に選ばれて、ちょっと鼻も伸びてますよね。俺はすごいんやろなみたいな。でも中学入ったときに、部活にサッカー部というのがなかったので、めちゃくちゃ強いクラブチームに入ったんですね。それがきっかけなんですけども、とんでもない猛者たちにそこで会って、当時のガンバユースとかひょっとしたら元日本代表の選手とかいたかもしれないです、そういう人たちと戦った時に壁を感じてしまって、これじゃ一位になれないなと思って。
僕の場合は、トップになりたいというのがあったので、これでは無理だなって思った時に、もう一個のお笑い芸人という夢があったのでそっちにシフトチェンジできました。
キングコングが売れた理由
一番大きいところで当時僕ら世代というのは、ほぼ全員好きなお笑い芸人さんはダウンタウンさん。特に大阪は。僕は大阪のNSCだったんですけど、みんなダウンタウンさんを目指してたんですよ。芸風的にも。ちょっと引き芸といいますか。もう全員がそうだったんですよ。でも僕が目指しているところはそこじゃなくて、同じこと言っても勝てないと思っていたので。だから変な顔して動いて、頭丸めて、なんややって、ってやってたんですけど、そういう形の漫才でもコントでもしてる人がいなかったってのはめちゃくちゃでかいでしょうね。だからすごい簡単なことだと思うんですけど、人と違うことをやっていたっていうのは所は大きかったとおもいます。だから目立ってただろうしプラス西野あきひろという天才と出会えたというところですよね。
ニンニン丸ってコンビでやってて、西野はグリーングリーンでやってたんですけど僕と西野がそろった時、そんなに深い仲ではないんですが、こいつとコンビ組んだら絶対いけるなっていう感覚があった。二人並んだ時のコントラストじゃないですけど。で西野とコンビを組んで西野もかなりの戦略家じゃないですか。僕よりももっと深く深く考える人なので、考えがガチっと合って。だから西野はツッコミに回ったと思うんですよね。もともとグリーングリーンってコンビではボケをやっていたので、僕とコンビを組んだ時に「さあどうする」ってなって、ボケとボケが組んでますから、その時にあいつは判断が早かったですね。
西野が「俺がツッコむ」って言って。「カジやんが絶対ボケたほうがいいから。」どうひっくり返っても僕がダウンタウンさんみたいな芸なんてできないので。恥ずかしがらずに振り切ってやった結果じゃないかなと思いますけどね。
あのとき、心の病を乗り越えられた
僕の場合は、いくつか理由はあるんですけど、一つ大きなところでいうと、西野が待ってくれていたって部分が大きかったです。とはいえ、そこは「仕事復帰に対して」がデカかったのかな。基本的な治療でいくと仲間だと思う。そもそも僕がそういう病気になってしまったきっかけは仲間になにも話をしなかった。
自分で抱え込んでしまった。恥ずかしがったり、強がったり、とかしたりして。それで爆発してしまったので。だから、もちろん治療している方々にもそうですけども、その前、予備軍ではないですけども、そういう人達もたくさんいると思うんですよね。まずその人たちのために僕は、悩みだったりストレスだったりとかを周りに話してほしいです。信頼できる仲間に。それができる、できない、で僕は全然違うと思います。
僕はできなかったので。
で爆発してしまった結果、心身症という病気になってしまって。そこからは仲間に頼るようになって色々話も聞いてもらいながら。でだんだん良くなってきて。じゃあどうするってなったときに西野が待っていてくれたってことを知って、じゃあやらなきゃいけないなってところで復活したって感じでしたね。
あとは、人に話すことと僕もよく言うんですけど、自分との打ち合わせ時間を作るということですね。一日5分でもいいんで、お風呂入っている時でもいいですし、どういう状況、環境でもいいので自分と打ち合わせをしてみる。『どう。今日。楽しかった?』じゃないですけど。『今しんどくないか』っていうのを人にも話すことは大事ですけど自分ともちゃんと向き合ってやる。頑張りすぎる人ってそれができないんですよね。一時期の僕もそうで誤魔化しちゃうんですよ。『いけるいける、大丈夫大丈夫。しんどいなあ、いやしんどいわけない。やらないとあかんねん俺、今』、みたいな感じで自分に嘘をついちゃうんですよね。それをしっかりちゃんと受け止めてやらないと、気持ちはいっていても体力が追い付かなかったり、逆もしかりですね。体力が追い付いていても、気持ちが追い付かなかったりしたときにパンってなったりすると思うのでそれは大事だと思いますね。
今が一番楽しい
キャリオクさんやから言えるフレーズじゃないですけど、マジで僕転職してから幸せになったんですよ。本当に。今も芸人は芸人ですけども、テレビの世界で活躍しようとしてた時ってもちろん楽しかったは楽しかったですけど、どこかでさっきの話じゃないですけど自分と打ち合わせがあんまりできていなくて。これでいいんだ、これでいいんだって思っていて。ほんとの自分を殺してたんですよね。押し殺してたんですよね。ほんとの自分を。俺はこのキャラクターでいいんだからこれで求められたっことをやってればいいんだって。それでお給料もらって、家族にごはん食べさせて、幸せじゃないか、ワハハハハって。どっかで背伸びしてて。でも時代はどんどん変わってきて、先ほどおっしゃったひな壇時代がきて。
相方の西野は外の世界に行って絵本を書いてってなったときに自分一人でも頑張らなきゃなって思って今まで通り求められたことを頑張ろうって思いやったことが通用しなくて。“はねるのとびら”が終わるまでは自分たちの冠番組っていうのがずっとあったので自分たちがホームでずっとできてたわけじゃないですか。“はねるのとびら”終わって、ホームではなくなってアウェイではないですけど、今までゲスト出演というのはあまりしてこなかったのでそこまで。一人でひな壇に出るってなったときにまあ壁にぶつかってぶつかってってなって。もう辞めようって思った時期があったんですよね。その時は、転職ではなくて辞めようって。もう背伸びするのヤダ、疲れたってなったんですけども。でも色んな本にも色々書きましたけども、上沼恵美子さんとの出会いがあったりとかして。転職ですよね。何か新しいことがしたいなってところで色々あって。
結果YouTuberになるっていう選択をしたときに、こんだけ自分の好きなことができる世界があったんだ、なんでもっと早く気付けなかったんだろう、って思うくらい。そりゃ楽しいですよね。自分が全部決められるので。キャラクターもそうですし。一番は時間。極端な話10秒の動画でもいいですし。長かったら2時間3時間4時間の動画でもいいですし。テレビは決まっているじゃないですか。30分番組、1時間番組って。でもこっちは、時間を自由に決められる。編集まで自分で指示が出せる。自分の好きなようにプロデュースできるってところは、小学校中学校の時にやっていた自分の分析ですよね。自分がやりたかったことにつながったんですよね。やっぱりどこかキングコングの時は、西野に遠慮してたりだったり、西野の戦略通りにやろうとか思っていたので、どっか背伸びしてたんですよね。ようやくYouTuberになってからは、全部が自分の思い通りにできる。背伸びせずに。それは楽しいに決まっているってところですね。もちろん結果も残せたというのもでかいですけど。
カジサック、成功の理由
やっぱり世間の方々からみたら炎上もしました。(チャンネル登録数)100万人いかなかったら芸人を引退するって。炎上してアゲインストって感じていると思うんですけど。僕はその前から1年間研究していて、YouTubeやるまでに。その研究した結果もう追い風でしかない。
それは何故かというと、誰もやってないからなんです、結局。誰もやってないから叩かれるのもわかっていましたし、ただ誰もやってないことなんで手垢も何もついていないですから、すべてが新しいことになるわけじゃないですか。僕は新しいことをやる才能ってあんまりないんですよ、ぶっちゃけ。それは西野ができるタイプなんですけど、僕の場合はそんなタイプではないんですけど、でもそんな僕が、ただただ運が良かったと思うんです。タイミングだったりとか。自分がYouTuberになろうと思ったタイミングがたまたま誰もいなかった。ちゃんとやってる人が。ベストだったと思うんですけどあのタイミングが。
僕の中では「これは絶対うまくいくな」っていうのがあって、追い風だなっていうのがあってあの頃は炎上して「うわ最悪や」って言ってましたけど、心の中ではめっちゃ笑ってたんで。きたきたきたすべてが戦略通りに動いていたので誰もいなかったってのはほんとデカかったですよね。
あとは本にも書きましたけども、僕はYouTuberの前に芸人がYouTuberさんに絡みにいくってのは誰もやっていなかったので、この発見が本当にデカかったですよね。僕は自分でアポをとらせていただいていたんですけども、もう一個運がいいのが、その当時にすごい人気だったYouTuberさんたちがちょうど“はねとび”世代なんですよ。これがまた運がいいんですよ。だから僕はダイレクトメッセージさせてもらったら必ず「はねとび見てました。ぜひお願いします」っていただけたりしたんですね。これはもう運でしかないと思いますよね。これがもう一つ上の世代だったら、向こうももっと気を使っていたかもしれないし、出させてもらえなかったかもしれないですけど、そこで「はねとびを見てたんで是非一緒にお仕事したいです」って言ってくれるYouTuberさんが多かったのはすごくでかかったかもしれないですね。
未来を予測し準備する、妥協はしない
仕事はもちろんですし、プライベートも、デートするにも、友達と遊ぶにも、ひょっとしたら昔からシミュレーションマンだったかもしれないですね。準備って絶対大事だなって思いますね。多分1年間研究してきましたけども、それ無しでよーいドンでやってみようってチャンネル開設していたら絶対こんな事にはなってないと思いますし。やりたいことによると思いますけど、僕の場合はほんとに作りこむタイプだったので、基本的には準備シミュレーションは必要じゃないかなって思います。
僕の中でちっちゃく、いつか「YouTubeやる」っていうのがあったので、やるためにはじゃあYouTubeで何をするべきかってなったときに、道場破りではないですけどYouTuberに絡みに行く。 絡みに行くってことは“戦い”なんですよね。プラスYouTubeの世界の視聴者さんへのご挨拶ってのが僕の中ではあって。そのYouTuberさん、ラファエルさんだとしたら、得意な動画で僕が観客になっちゃうとそれは僕の中では挨拶にはならないなって思ったんですね。
いつかYouTubeで戦うためにはここでのあいさつってすごく大事ですから。プラスキングコングの梶原では出せなかった部分を出さなければいけないってなったときに僕の中では30分フリートークってのは絶対だったんですよね。そこで試したかった。ラファエルさんには申し訳ないですが。ラファエルさんにも直接伝えていたので再生数もとれない可能性も高いですけど、僕も当時キングコング梶原の勢いがなかったんで全く。
でも「こういう挨拶がしたいんです。トークがしたいんです」っていう熱い思いを伝えさせてもらって、やらせていただけたらそこでYouTubeの世界の視聴者さんにどんな評価がもらえるんだろうって、本当に試したかった。 テレビの梶原ではなく、長尺をしゃべるっていう。そんな一人で30分ラファエルさんと二人ですけど、一人で30分話せる番組なんてほぼないじゃないですか。 どんな返りが来るんだろうってのがあったから、それじゃないと嫌ですっていっちゃったんですね。
個人戦ではなくチーム戦
よくチャンネルでもいうんですけど、“人あっての僕”なんですよね。これもさっき言いましたけど自分は新しいことを生んでいくタイプではないので、何かのために頑張りたかったりする。個人でいくと(チャンネル登録数)100万人登録のとき、間違えてゴールテープ切っちゃったんですよ一回。死ぬ気でがんばって1年以上100万人登録達成したときに一回僕燃え尽き症候群になって。そこからもう一回エンジンかけるのってどうすんのこれってなっていた時に「仲間のために頑張りたい」って思ったんですよね。結構そのタイミングでガチャンってシフトチェンジしたかもしれないですね。もちろん大前提で自分・家族ってのは一番にありますけど、それ以外でも何か自分以外で燃えるものって何だろうって考えたときにチームスタッフの幸せ、スタッフの家族だったり、そこをモチベーションにしたのはデカいかもしれないですね。
チームメンバーとの関わり
自分の中での経験だったり、分析だったりした結果、演出的には絶対こうだってなったときにチームスタッフが不安な顔になったりするときがあるんですけど、その時僕は「こうだ!」というときはあります。企画だけではなくてもサムネイル作りとかでもそうですけども、頑張り方とか仕事に対する姿勢とか、バチって僕は言います。ちょこちょこ言いますね。先日もありました。「一回綱締めへんか」って。でも逆に自分に自信がないときとか、仲間の力を借りたいって思った時には平気で話し合いしたいって伝えるし意見は尊重する。そうやっていかないとチームはダメだなと思っているんで。いまだに動画もサムネイルもみんなでチェックします。みんなの意見を取り入れながらやっているってのはあります。
僕が気を付けているのは現状維持を目指す人はいらなくて。自分の社員の中で常にスキルアップせよってのがうちの会社の言葉であったりするんですけど。そのためにはそれなりのお仕事をこっちが渡さなきゃいけないと思う。 ゼロからスキルアップしてとか自由にって言ってもそれこそ難しい話なので 各々にそれぞれ役割を与えるっていうのはすごい大切にしている。 あなたしかできない仕事はこれ、あなたしかできない仕事はこれその中でスキルアップをしていってくださいっていうのが気を付けているところですね。 そこもやっぱり分析になってくると思うんですけどその人が何に向いているってのを発見するのが得意なんです。だから背伸びさせない。その人が向いていない仕事をさせないってのが大事かもしれないですね。 絶対その人その人の武器ってあるんですよ。その人にあったところじゃないと生かせないのに、「この仕事もおぼえろ」ってやらせてしまうとやりがいもなくなるし。
例えば、うちのチャンネルの唯一無二のカメラマンでツッコミでもあり彼も何度か編集もさせたことがあるんですけど やっぱり彼の中で向いてなかったのでそこはすぱっと辞めさせましたし。もうやらなくていいって。それは「コラ!!」じゃなくて。無理だったら、向いてないんだったら、むしろやるなと時間がもったいないから。 だったらお前のスキルがもったいないから違うところに時間使ってくれ。 編集なら編集で向いている人がいるからっていう考え方ですかね。
利己よりも利他
本当にかっこつけているわけではないですけど人が好きなんです。人が喜んでいるのが本当に。ベタな話ですけど誕生日会とかも自分が祝われるより祝う方が好き。車とかも自分が車買った時よりもチームスタッフが新車を購入した時の方がうれしいんですよね。大きくなったなって言いたいんですよね。ある意味ナルシストかもしれない。そっちの本人より喜んでいるときあります。(笑)本人引いているときありますもん。一人でやっていても頑張る理由も見失ったと思うんですよね。何のために俺やっているんだろうってなっていたかもしれないので。今もう本当に家族ためチームスタッフのためがでかいですね。
夫婦喧嘩で撮影中止!?
何回かありましたね。どちらかというと僕はその日に終わらせたいんですよ喧嘩を。寝かしつけ終わった後に、二人で夫婦時間って時間作ってそこで話あうんですけどたまにおさまらない時がある。時に次の日撮影っていうのはありましたね。けどそこも言葉が大事だと僕は思うので撮影する前にどっちが悪い、どっちが悪くないじゃなくて僕から声掛けさせてもらってちょっと一回リセットしようとこれは何で撮影を中止にすればいいじゃんって人もいると思うんですけど、僕の中では夫婦のもめごとっていうところでいくと、チームスタッフの仕事でもあるし、チームスタッフが来てくれたりする中でそこで迷惑をかけられないから。ここはちょっと一回頑張ろうっていう声をかける。嫁も分かったって言って撮影する。
撮影は絶対楽しい撮影なんで嫁と撮る動画って。子供たちもそうですけど結果撮影終わり仲良くなっていることがあったりとか。これ漫才師もそうなんですよ。キングコングもそうでした。グワーッって喧嘩して出番直前までなんやお前ってグワーッってやって、「もう出番です」、「ふざけんなお前」、「はいどーもー」って出て行ってなんやかんややって戻ってきたらなんかもう仲直りしているみたいなってのもあります。けどめったにないですね。あまりにもひどい喧嘩だったり、「あっこれ無理だな」って思った時には流石に中止したこともあります。前日にわーって揉めて、大きな喧嘩して、次の日撮影の予定やった。これは流石にこの喧嘩はあかんなってなったからその時点で夜中にチームスタッフに連絡して「ごめん、明日ちょっと一旦リスケで」っていうパターンもあります。だから結果めっちゃ喧嘩してます。(笑)
子育てしながら働く皆さんへ
育児しながらお仕事している人ってトップオブトップですよね。すごいなって。僕は本当に育児でいうと、お手伝いレベルだと思うのでやれていることが。うちの嫁が家にいて育児をやってくれている中で、僕家帰ってからも仕事するので。でも本当に大変じゃないですか育児って。でもそれプラス仕事している人なんか頭上がんないですよね。だから国が給料上げるべきだと思うですよ。育児手当とかではなくて給料として。本当に子育てしてくれてありがとう。少子化少子化って言われているくらいですから。立派なお仕事だと思いますよね。一番大切なお仕事ではないかな。
子育ては今のこの世の中で大事だと思うので、本当に国のお偉いさん考えてくれって思いますよね。本当に頭が上がらないなって思います。アドバイスとか僕はできないです。ただただすごいなって。本当にすごいことをしているんですよってことを言いたい。わたしなんて僕なんてって人いると思うんですけど、できてないできてないとか仕事頑張っているときに育児もうちょっとできたかもしれないとか育児しているときももっと仕事できたかもしれないって思うかもしれないですけど全然そんなことなくて。そこにチャレンジしている時点ですごいことなので。だからこそ自分との打ち合わせをもっとしていってほしいなって。そういう方はね。何か不安になったりとか完璧人間なんていないので。
ありがたいことにYouTubeのコメント欄にも素敵な家族だ、完璧だって言ってくださる方多いんですけど全然そんなことなくてもちろん上げている動画で人が不快いになるような汚い言葉は使わないだけで。もちろん揉めますし嫁ともケンカしますし子供とも空気悪くなることありますし完璧なんてないんでどうか自分を責めないでほしいなって思いますね。責めがちなんですよ。子育てでもちょっとしたことでもやってもうたとか、あーするべきやったとか、こんな僕でもなるので。嫁はもっとなっていると思うし、ましては子育てしながら働いている方々なんてもっと思うだろうし。本当にすごいんですよ、あなたたちはっていうことをですね。
専業主婦の方々は働いているんですよ。
今の目標
先ほど話したことだと思うんですけどチームスタッフの幸せですよね。だからこそYouTubeだけではだめだなって思っている。やっぱりお金って大事じゃないですか。そうなったときに何かお金が生まれるシステムを作らなきゃいけないなという。目標としては作っていこうと思ってます。YouTubeのことでいうと、よく言うんですけど子供たちがYouTuberになりたいって言っているんで。子供たちが大きくなってから、高校卒業してからかわからないですけど同じ思いだったらチャンネルを受け継がせるみたいなことをやってみたいなと思っています。誰もやってないんですよ、世襲みたいな。歌舞伎ではありますけど、YouTubeでは誰もやってないので。本人がよければですけど。チャンネル数は足りているんで子供の数。長男と次男は現状YouTuberになりたいですって言っているんで彼らがもしよければね。「そんなん嫌だ、自分の力で一からやりたい」っていうならそうですし勝手な思いですけど、そういうパターンもあるよっていう。新しいなって。
もしこの仕事をしていなかったら、どのような仕事をしていましたか?
結局これもリアルに考えちゃうんですよね。憧れる仕事ではなくて。自分に合う仕事ではないとダメなんで。だから憧れでいうとエンジニアとか言いたいですもん。(職業が書かれてる紙を見て)この中から選んでいいんですか。面白いですね、これこんなにも種類あるんですね。なんのジャンルかわからないですけど人間コンサルティングっていうんでしたっけ。どんな仕事かどうか僕もわかんないですけど。結局僕は、今日お話しした通り人のいいところを見つけるのが大好きだったりするので人の話を聞くことだったりとかも大好きだったりとか、そしてその話のなかでその人のいいところを見つけるのが得意なので。ひょっとしたらカウンセラーかもしれないですし。それはまたそれで僕は一回心を病んでしまってそこから復活してから本当に強くなったんですよね。自分の中で。そんなんもできるでしょうし話を聞いてあげる仕事ですかね。街に占師じゃないですけどもそこにいて話聞きまっせーっていうそういうのもありなのかなとか。難しいことはできないんで、僕パソコンできないですしYouTuberのくせに。
(少し間があって)人間コンサルってなんすか。(笑)

編集者コメント 『向いてない仕事を任されても結果は出ない、精神的にもキツい。メンバーをもった時の役割分担も同じで、 向いている仕事を分担しメンバー個々の最大限の力を引き出すようにしている。』 一見すると当たり前ですが、リーダーは部下の成長を意識するあまりこれがなかなか出来ないように思います。 また過去の病の経験から毎日必ず自分と対話することを心がけているという梶原さん。 身体だけではなく心の健康維持も大切にしたいと感じました。


梶原 雄太さん

芸人として人気絶頂期に心の病になり失踪。
復帰後、YouTuberになることを選択した梶原雄太に迫る。